砂上の城〜秘密を抱えた少年の数奇な運命
※
アベルは裂かれた衣から見えた胸に、恐る恐る手を伸ばす。
暖炉の灯に浮かび上がったカインの胸は、アベルの手が触れるとわずかに震えた。
柔らかく丸みを帯びたそれは、まぎれもなくは女の胸だった。
「今の今まで、心まで打ち解けた親友だと思っていた。男同士の友情で繋がった、最高のパートナーだと」
頭にみるみる血が上っていく。
アベルの中に込み上がる怒りは真っ直ぐカインに向かっていく。
濡れた衣服を力任せに全てはぎ取る。目の前に現れた女性の形をした体に、アベルの怒りは頂点に達した。
アベルはカインの腕を掴むと、乱暴にその体を床に倒す。そしてその細く華奢な体を上から抑え込んだ。
「俺を騙していたのか。
間違いなくこの体は女の体だ。それでも男だと言うなら、教えてやる。男と女の体の違いってやつを」
怒りに任せてアベルはカインの体に触れる。触れるほどにどこも柔らかく、筋肉も少なく、頼りない。
気づけなかった、カインの秘密。
打ち明けてもらえなかった真実。
アベルの中でカインは絶対の信頼を置く唯一無二の親友だったのに。
裏切られたという衝撃が、暴挙となってカインに向かう。
アベルは裂かれた衣から見えた胸に、恐る恐る手を伸ばす。
暖炉の灯に浮かび上がったカインの胸は、アベルの手が触れるとわずかに震えた。
柔らかく丸みを帯びたそれは、まぎれもなくは女の胸だった。
「今の今まで、心まで打ち解けた親友だと思っていた。男同士の友情で繋がった、最高のパートナーだと」
頭にみるみる血が上っていく。
アベルの中に込み上がる怒りは真っ直ぐカインに向かっていく。
濡れた衣服を力任せに全てはぎ取る。目の前に現れた女性の形をした体に、アベルの怒りは頂点に達した。
アベルはカインの腕を掴むと、乱暴にその体を床に倒す。そしてその細く華奢な体を上から抑え込んだ。
「俺を騙していたのか。
間違いなくこの体は女の体だ。それでも男だと言うなら、教えてやる。男と女の体の違いってやつを」
怒りに任せてアベルはカインの体に触れる。触れるほどにどこも柔らかく、筋肉も少なく、頼りない。
気づけなかった、カインの秘密。
打ち明けてもらえなかった真実。
アベルの中でカインは絶対の信頼を置く唯一無二の親友だったのに。
裏切られたという衝撃が、暴挙となってカインに向かう。