幸せにしたいのは君だけ
私は入社してすぐに受付に配属されたので、他業務の経験はない。
来社されたお客様を一番最初にお出迎えできる受付業務はとても素晴らしいと思う。
けれど、このままでいいのかと最近はよく考える。
千埜のように仕事を楽しむなんて到底できそうもないし、結果を残せてもいない。
もちろん素敵な男性にも出会えていない。
結局、仕事も恋愛もなにもかも中途半端にしかこなせていない、私。
友人の結婚式に出席しても、どうして運命の人に出会えたのか、そんな背景ばかりが気になる。
羨ましさはもちろんだけど、焦りにも似た不安に苛まされてしまう。
以前のように素直な気持ちで祝福できない。
そんな狭量な自分が大嫌い。
それでも弱味を誰かに見せるのは嫌で、つい強がってしまう。
庇護欲をそそられるような女性像からは程遠い。
自然に手を差し伸べたくなるような、澪さんみたいに純粋で可愛い女性にはなれない。
「だってあの方、絶対にうちの社員じゃないですよ。来客者だとしたら、堂々と話せるチャンスじゃないですか……あれ、でももしかしてあの方って……」
なにかを訝しむような後輩の声に、しばしの物思いから現実に引き戻される。
……この後輩は、うちの男性社員全員を認識しているのだろうか?
その熱意を、仕事にぜひ向けてもらいたい。
来社されたお客様を一番最初にお出迎えできる受付業務はとても素晴らしいと思う。
けれど、このままでいいのかと最近はよく考える。
千埜のように仕事を楽しむなんて到底できそうもないし、結果を残せてもいない。
もちろん素敵な男性にも出会えていない。
結局、仕事も恋愛もなにもかも中途半端にしかこなせていない、私。
友人の結婚式に出席しても、どうして運命の人に出会えたのか、そんな背景ばかりが気になる。
羨ましさはもちろんだけど、焦りにも似た不安に苛まされてしまう。
以前のように素直な気持ちで祝福できない。
そんな狭量な自分が大嫌い。
それでも弱味を誰かに見せるのは嫌で、つい強がってしまう。
庇護欲をそそられるような女性像からは程遠い。
自然に手を差し伸べたくなるような、澪さんみたいに純粋で可愛い女性にはなれない。
「だってあの方、絶対にうちの社員じゃないですよ。来客者だとしたら、堂々と話せるチャンスじゃないですか……あれ、でももしかしてあの方って……」
なにかを訝しむような後輩の声に、しばしの物思いから現実に引き戻される。
……この後輩は、うちの男性社員全員を認識しているのだろうか?
その熱意を、仕事にぜひ向けてもらいたい。