本当のキス ー偽りのキスー 番外編

「…甲ちゃん…」



「…ん?」



ヤリたい…とか言えない…



「甲ちゃん…」



「ん…?
…手…?」



甲ちゃんが布団から手を出して

指先でオレの顔を触った




甲ちゃん…



手じゃなくて…





甲ちゃんの手首を掴んで



ーーー



甲ちゃんの胸元にキスした





「ん…」


甲ちゃん
そんな声出るんだね



そんな顔するんだね




「甲ちゃん…い?…しても…
手じゃ、満たされない…」



「ぅん…」




ーーー


ーーー



ーーーーー





「律…好き…」



ーーー




「甲ちゃん…
…先生…
ずっと、したかった…」




ーーーーー



ーーー






「好きだよ…」




何度でも言うよ








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