恋の忘れ方、怖がりな君の愛し方。【番外編追加】

──はぁ、心の病気?ただ貴方のメンタルが弱くてネガティブなだけでしょう。そんな心の弱さを病気だー、なんて。トラウマの一つや二つ誰にだってあるわよ。

そう一括されてから、そうか、自分のこれは病気ではないのだと、ずっとそう思ってきた。

「分からない。ただ前に母から、そんなのは私がネガティブで心が弱いだけだって言われたから、そうなのかなって…」

そう答えると、砂川君は右手で眉間に触れ、そのまま小さくため息をついた。

「精神病に知識のない人の言葉に耳をかして気にする必要はない。誤解されがちだけど、別に心が弱いから心の病気にかかる訳じゃないんだ。

そして相澤がかかってるのは、心的外傷後ストレス障害。PTSDとも言うな。聞いた事あるか?」

(心的外傷後ストレス障害…?)

聞いた事のない病名に首を振る。そして、こうして病名を聞いた事で、あぁ自分は心の病にかかっていたのだという自覚が初めて芽生えた。

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