もう僕は彼女に愛される前に戻れない。《短編》
そこへ着いた時はもう暗くなっていた。


行き着いた先は公園。


彼女は童心に返るよねと言いながら僕の座ったベンチの横に座った。


今日は楽しかったね、


と彼女はいう。


そして少しの沈黙が流れる。


先に口を開いたのは彼女だった。
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