もう僕は彼女に愛される前に戻れない。《短編》
次の日曜日僕は彼女とともに映画を見にいった。


今流行りの恋愛映画だ。


遠距離恋愛から2人は離れてしまうが、1年後に街で出会いそのまま恋へ発展する。


何というか、これのどこが面白いのかと僕は思った。


実際、感動するところなんて何一つもないし、なぜ隣で彼女が泣いているのかもさっぱりわからなかった。 


映画が終わり、目を赤くした彼女は僕に向かって次行くよと言った。


僕はその言葉の意味をすぐ理解することができずただ彼女へ着いていった。
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