虹色アゲハ
『ええっ、じゃあ脂肪と糖の吸収を抑える飲み物買っとくし…
一口だけでも!』
「ふふっ、冗談よ。
でも遅くなるのに大丈夫?」
『全然!
じゃあ終わる頃迎えに行くよっ』
「はっ?
来なくていいわよ。
そんな暇あったら少しでも身体休めてて」
すると、なぜか無言が返されて…
『好きだよ、聡子』
不意打ちの言葉に、今度は揚羽が絶句する。
『あ、もしかして照れてる?』
「っ、照れてないわよ!
もう切るわよっ?」
『待って聡子っ。
聡子は?俺の事、ほんのちょこっとくらいは好き?』
「はあっ?
なに調子乗ってんのっ?」
『ごめんごめん、じゃあ…
好きか嫌いかだったら?』
「っ…
言わないから!」
倫太郎の手前、言いにくく感じる揚羽。
『この前は言ってくれたのに?
今から大事な商談だから、言ってくれたら勇気が出るのになぁ…
ほらっ、さっきみたいな感じで。
俺をモンブランだと思って言ってみてよ』
大好きよ?
その言葉を思い返して…
言えるわけないじゃない!
「だからもぉ、困らせないでよ…」
『あははっ、可愛い聡子。
もうそれだけで頑張れるよ。
じゃあまた夜に』
一口だけでも!』
「ふふっ、冗談よ。
でも遅くなるのに大丈夫?」
『全然!
じゃあ終わる頃迎えに行くよっ』
「はっ?
来なくていいわよ。
そんな暇あったら少しでも身体休めてて」
すると、なぜか無言が返されて…
『好きだよ、聡子』
不意打ちの言葉に、今度は揚羽が絶句する。
『あ、もしかして照れてる?』
「っ、照れてないわよ!
もう切るわよっ?」
『待って聡子っ。
聡子は?俺の事、ほんのちょこっとくらいは好き?』
「はあっ?
なに調子乗ってんのっ?」
『ごめんごめん、じゃあ…
好きか嫌いかだったら?』
「っ…
言わないから!」
倫太郎の手前、言いにくく感じる揚羽。
『この前は言ってくれたのに?
今から大事な商談だから、言ってくれたら勇気が出るのになぁ…
ほらっ、さっきみたいな感じで。
俺をモンブランだと思って言ってみてよ』
大好きよ?
その言葉を思い返して…
言えるわけないじゃない!
「だからもぉ、困らせないでよ…」
『あははっ、可愛い聡子。
もうそれだけで頑張れるよ。
じゃあまた夜に』