虹色アゲハ
仕事を終えて、待ち合わせ場所に向かうと…
停まっていたレクサスは、確かにレンタカーではなく。
揚羽は車体とナンバーを、忍ばせてた隠しカメラに収めると。
久保井のエスコートで、その助手席に乗り込んだ。
「どこ行くっ?
県外まで行っちゃう?」
「冗談でしょ。
仕事帰りで疲れてるのよ?
30分だけ付き合ってあげる」
やたらと浮かれてる久保井を、ばっさり切り捨てると。
「…え、それで帰すと思ってんだ?」
打って変わって、冷ややかな口調が返される。
「…どうするつもり?」
「そりゃあ、密室に2人切りだし…
この前の続きとか?」
「呆れた…
それしか手がないの?
だいたい、そんな事で落ちると思う?」
「やってみる価値はあるよ。
みんなそれでイチコロだし。
揚羽ちゃんの事も、めちゃくちゃ気持ち良くしてあげるよ?」
「けっこうよ。
そんな事したら訴えてやるから」
強気で跳ね除けながらも。
内心は焦っていて…
「揚羽ちゃんに訴えられるなら本望だよ」
その言葉と同時、車が路肩に停車した。
停まっていたレクサスは、確かにレンタカーではなく。
揚羽は車体とナンバーを、忍ばせてた隠しカメラに収めると。
久保井のエスコートで、その助手席に乗り込んだ。
「どこ行くっ?
県外まで行っちゃう?」
「冗談でしょ。
仕事帰りで疲れてるのよ?
30分だけ付き合ってあげる」
やたらと浮かれてる久保井を、ばっさり切り捨てると。
「…え、それで帰すと思ってんだ?」
打って変わって、冷ややかな口調が返される。
「…どうするつもり?」
「そりゃあ、密室に2人切りだし…
この前の続きとか?」
「呆れた…
それしか手がないの?
だいたい、そんな事で落ちると思う?」
「やってみる価値はあるよ。
みんなそれでイチコロだし。
揚羽ちゃんの事も、めちゃくちゃ気持ち良くしてあげるよ?」
「けっこうよ。
そんな事したら訴えてやるから」
強気で跳ね除けながらも。
内心は焦っていて…
「揚羽ちゃんに訴えられるなら本望だよ」
その言葉と同時、車が路肩に停車した。