虹色アゲハ
後日、岩瀬からの連絡を受けた揚羽は…
最寄り駅と偽った、待ち合わせ場所に来ていた。
早めに来たため。
辺りを見渡すも、それらしき姿は見当たらず。
そこに具合の悪そうな老婦が、ヨタヨタと通りかかった。
「…大丈夫ですか?」
声かけた瞬間。
老婦はその場に倒れ込む。
「うそっ…
どうされました!?
どこか痛いですかっ?」
老婦は「胸が胸が」と呻いて、意識を失い…
揚羽は周りに救急車の手配を頼むと、呼吸を確かめ意識が戻るよう声掛け続けた。
そして救急車の姿を捉えると…
通報者に老婦の状態を伝えて、急用を装いその場から身を隠した。
倫太郎のおかげで身分詐称は完璧なものの。
詐欺師である以上、色々と身元を訊かれるのは厄介だからだ。
あぁこれ、完璧遅刻だわ…
岩瀬はまだ来ていないようだったが、隠れてるうちに待ち合わせ時間は過ぎそうだった。
すぐに遅れる旨を連絡すると。
「急がなくていいんで、気をつけて来て下さい」と、相変わらず優しい言葉をかけられて…
揚羽はひとまず胸を撫で下ろすと。
老婦の無事を祈りながら、救急車が出て行くのを待ち続けた。
最寄り駅と偽った、待ち合わせ場所に来ていた。
早めに来たため。
辺りを見渡すも、それらしき姿は見当たらず。
そこに具合の悪そうな老婦が、ヨタヨタと通りかかった。
「…大丈夫ですか?」
声かけた瞬間。
老婦はその場に倒れ込む。
「うそっ…
どうされました!?
どこか痛いですかっ?」
老婦は「胸が胸が」と呻いて、意識を失い…
揚羽は周りに救急車の手配を頼むと、呼吸を確かめ意識が戻るよう声掛け続けた。
そして救急車の姿を捉えると…
通報者に老婦の状態を伝えて、急用を装いその場から身を隠した。
倫太郎のおかげで身分詐称は完璧なものの。
詐欺師である以上、色々と身元を訊かれるのは厄介だからだ。
あぁこれ、完璧遅刻だわ…
岩瀬はまだ来ていないようだったが、隠れてるうちに待ち合わせ時間は過ぎそうだった。
すぐに遅れる旨を連絡すると。
「急がなくていいんで、気をつけて来て下さい」と、相変わらず優しい言葉をかけられて…
揚羽はひとまず胸を撫で下ろすと。
老婦の無事を祈りながら、救急車が出て行くのを待ち続けた。