虹色アゲハ
「だから何?
私が漏らさなきゃバレないんだし、約束したわよね?」

「…すみません。
でもあたし、久保井さんの事が好きなんですっ。
だから、好きな人との約束を優先したいってゆうか…」

久保井は筋金入りの結婚詐欺師だし、そうなるのも時間の問題だとは思ってたけど…
やっぱりそう来たかと、ため息を吐く揚羽。


「あのね柑愛ちゃん。
忠告したわよね?あの男は危険だって」

「…てゆうか、揚羽さんに何がわかるんですか?
そんなの、久保井さんを取られたくなくて言ってるだけでしょ?
だいたい、久保井さんの事ならあたしの方がたくさん接してわかってます!」

「…そう。
だったら好きにすればいいわ」

こっちはあんたを隠れ蓑にして、情報はハッキングするまでよ。


でもその前に…
明日の毒女から片付けなきゃねと、揚羽は苛立ちをそっちに向けた。

その毒、たっぷりはね返してあげる。



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