虹色アゲハ
日曜。
揚羽は誕生日のお礼と称し、鷹巨を高級和食店に誘い出していた。
「聡子さん、さすがにここはお気持ちだけで…
ずっと来たいと思ってたんで、僕にご馳走させてください」
「それじゃお礼にならないですし、もうすぐ多額のボーナスが入るので気にしないでください。
それに…
私もサプライズを用意してるので、食事どころじゃなくなるかもしれませんよ?」
「そうなんですかっ?
うわなんだろ、すごく楽しみですっ」
ごめんね鷹巨…
悪いけど、楽しいとは真逆になるわ。
そうして、手配していた個室入ると…
鷹巨は、目を大きくして固まった。
目の前には毒女が座っていて。
この状況に怪訝な視線を向けていたが…
「はじめまして、石野聡子です」
揚羽がそう微笑むと。
毒女の目も見開かれる。
そう、鷹巨がアクセスした偽通販サイトには、ウイルスが仕込まれていて…
天才ハッカーによって、携帯を操作されていたのだ。
それにより、メッセージで毒女をこの個室に呼び出し…
その送受信はすぐに消去され、やりとりの間は通知音も切られていたため。
鷹巨は気付く事なく、毒女も鷹巨からの連絡だと思い込んでいた。
揚羽は誕生日のお礼と称し、鷹巨を高級和食店に誘い出していた。
「聡子さん、さすがにここはお気持ちだけで…
ずっと来たいと思ってたんで、僕にご馳走させてください」
「それじゃお礼にならないですし、もうすぐ多額のボーナスが入るので気にしないでください。
それに…
私もサプライズを用意してるので、食事どころじゃなくなるかもしれませんよ?」
「そうなんですかっ?
うわなんだろ、すごく楽しみですっ」
ごめんね鷹巨…
悪いけど、楽しいとは真逆になるわ。
そうして、手配していた個室入ると…
鷹巨は、目を大きくして固まった。
目の前には毒女が座っていて。
この状況に怪訝な視線を向けていたが…
「はじめまして、石野聡子です」
揚羽がそう微笑むと。
毒女の目も見開かれる。
そう、鷹巨がアクセスした偽通販サイトには、ウイルスが仕込まれていて…
天才ハッカーによって、携帯を操作されていたのだ。
それにより、メッセージで毒女をこの個室に呼び出し…
その送受信はすぐに消去され、やりとりの間は通知音も切られていたため。
鷹巨は気付く事なく、毒女も鷹巨からの連絡だと思い込んでいた。