月が綺麗ですね
海が綺麗ですね
幼い頃から、海の近くの街でのんびり暮らすのが夢だった。だから、今がすごく幸せ。

「う〜ん……。よし、海に行こう!」

穏やかな日曜日の午後、お昼ご飯を食べ終えた後、あたしはグッと体を伸ばしてからそう呟く。リリビングのテーブルの上に置かれたスケッチブックとペンを持ち、あたしは海へと向かった。

時間があれば、あたしは家の近くにある海へと向かう。綺麗な青空の見える今日みたいな日に見る海は最高に綺麗なんだ。

「やっぱり綺麗〜!!」

コバルトブルーの海をしばらく見た後、あたしは浜辺に腰掛けてスケッチブックを開いた。もうそろそろ新しいスケッチブックを買う時期かもしれない。真っ白なページがかなり少なくなってきた。

波の音を聴きながら、自分の頭に浮かんだものを描くのがあたしの趣味。砂で服が汚れてしまうけど、この趣味はやめられない。

「今日は何を描こうかな……」

前のページには、近所の人が飼っているラブラドールが描いてある。その前のページにはラベンダーの花束を持った女の子が描いてあった。
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