みえない光りを探す君を、愛おしいと思った。
少し慌てた様子の茉莉は、何か隠し事をしているようだった。


おかしい。
茉莉は、小学校の6年間同じものを使い続けたり、大切な物はずっと持ち続けているくらい、物を大切に扱う。
そんな茉莉が、すごく大切にしていた、しかもまだ新しい物をすぐに捨てるわけがない。



、、、まぁでも、なくはないことか。他にいい物を見つけただけか。

俺は、それ以上問い詰めることなく、気にしないことにした。



「のなかくーーんっ!」


下から茉莉のお母さんの声がして、我に帰る。



部屋から出て、階段を降りながら返事をする。



「聞くの忘れてたんだけど、苦手な食べ物とかあるかしらっ!」



「いえ、基本なんでも食べます」



「なら良かったわっ!
もう少しでできるから、待っててねっ!」




「はいっ!ありがとうございます」




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