レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
もしかして,宰相が言い出したことではないかと,リディアは言おうとしたのだが。
「分かっていますよ,リディア様。断るおつもりなのでしょう?」
「えっ?」
自分から断らなくてはならないのに,王子にズバリそれを言い当てられ,リディアは虚をつかれたように目を瞠る。
「他に愛する方がいらっしゃるのですね?もしかして,デニスどのですか?」
「…………ええ。でも,どうして分かったのですか?」
「先ほど,お二人が見つめ合った時の雰囲気で,そうではないかと」
「ああ……」
思いっきりバレていたのね,とリディアは天を仰いだ。
「分かっていますよ,リディア様。断るおつもりなのでしょう?」
「えっ?」
自分から断らなくてはならないのに,王子にズバリそれを言い当てられ,リディアは虚をつかれたように目を瞠る。
「他に愛する方がいらっしゃるのですね?もしかして,デニスどのですか?」
「…………ええ。でも,どうして分かったのですか?」
「先ほど,お二人が見つめ合った時の雰囲気で,そうではないかと」
「ああ……」
思いっきりバレていたのね,とリディアは天を仰いだ。