レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「我が国では,王妃の親族に王位継承権は与えられないのです。ですから,私をリディア様に婿入りさせ,スラバットを帝国の領土として差し出すことで,実権を握ろうとしているのだと思います。そしていずれは,帝国の権力も奪う気なのでしょう」
「そんな……」
彼の伯父が野心家だろうとは,リディアも思っていたけれど。まさか,帝国の未来をも揺るがしかねないことを企んでいたとは!
「では,カルロス様が即位していないのも,そのせいですか?」
「はい。あなたは聡明な女性のようなので,大丈夫でしょうね。私のように操られる心配はない。何せ,女性でありながら,皇帝になろうというお方ですから」
「……はあ」
「そんな……」
彼の伯父が野心家だろうとは,リディアも思っていたけれど。まさか,帝国の未来をも揺るがしかねないことを企んでいたとは!
「では,カルロス様が即位していないのも,そのせいですか?」
「はい。あなたは聡明な女性のようなので,大丈夫でしょうね。私のように操られる心配はない。何せ,女性でありながら,皇帝になろうというお方ですから」
「……はあ」