レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
デニスが言うように,「父や海軍の手を煩わせずに済む」のなら,その方がいいとリディアも思う。それが次期皇帝として,自分にできることだというのなら,その責任を果たしたいという思いもある。
この町からプレナまでは,船で三時間ほどで着く。明日の午前に船で渡り,奴らを叩きのめしてまた船で戻って来ることができたなら,父がスラバットから戻る夕刻までに城に戻ることも可能だ。
ただ,向こうの人数如何ではたった三人で挑むのは危険だし,そもそもリディアは剣を持ってきていないのだ。戦うことすらできない。
「うーん,ムリなのかなあ……。オレとしては,なかなかの名案だと思ったんだけど」
デニスは頭の後ろで両手を組み,そのままベッドにゴロンと横になった。
「今の案は却下ってこと?ジョン」
リディアが少々不服そうに訊くと,ジョンは「まあ,そういうことです」と即答する。
「リディア様,今日はもうお疲れでしょう?そろそろお部屋に戻っておやすみ下さい。俺達ももう寝ますので」
この町からプレナまでは,船で三時間ほどで着く。明日の午前に船で渡り,奴らを叩きのめしてまた船で戻って来ることができたなら,父がスラバットから戻る夕刻までに城に戻ることも可能だ。
ただ,向こうの人数如何ではたった三人で挑むのは危険だし,そもそもリディアは剣を持ってきていないのだ。戦うことすらできない。
「うーん,ムリなのかなあ……。オレとしては,なかなかの名案だと思ったんだけど」
デニスは頭の後ろで両手を組み,そのままベッドにゴロンと横になった。
「今の案は却下ってこと?ジョン」
リディアが少々不服そうに訊くと,ジョンは「まあ,そういうことです」と即答する。
「リディア様,今日はもうお疲れでしょう?そろそろお部屋に戻っておやすみ下さい。俺達ももう寝ますので」