永遠の恋

助けて…

ある一部の女子生徒が…
私を 見て コソコソ 話していた。

そぅ…咲と仲が良い子達だ。



「おはよぅ！空」

百々が話しかけて来た。

「おはよぅ…」

「どうしたの？」

「別に…」

百々に知られたく無かった。

「そういえば
桜は？」

「休み…
お祖母ちゃんの葬儀だって…」

「え？桜のお祖母ちゃん
死んじゃったの？」

「ずっと入院生活してたんだって…」

「そうなんだ…」

百々は
悲しそうな顔をした。

百々は 純粋だ。

他人なのに…
感情がわくなんて…

確かに 可哀想だけど…

人間…

命ある者
いずれ 死が来るのだ…

仕方の 無いこと…。





お昼休み…

私は 咲のいる 教室が
息苦しいから
屋上にいった。

屋上から 空を見た。

綺麗な スカイブルーが広がり
所々に 真っ白な 雲がある。

まるで 誰もが
幸せだって
想える 感じだ…

何も 知らないくせに…

「幸せって何～？」

大声で 叫んでみた…

世界中に 聴こえるぐらい

大きな声で…



「幸せなんて…
しょせん…夢の中の言葉…
俺はもぅ…幸せなんて
とぅの、昔に無くなった…」


誰かが そう言った

小さな 小さな 声で…

誰にも 聞こえない声で…

私は 辺りを 見渡した…

誰が…言ったの？