永遠の恋
ガラガラ

教室のドアが開く。

海だ…

海は私がいじめられてる
所を見て助けてくれた。

だから咲達が悪いと知っている。

咲達はドキッとした…。

「また…やってんだ…」

海が 2日ぶりに学校に来た。

あきれた顔で言った。

「もぅ…ゃめろょ。」

クラス全員がシーンとして
聞いている。

「ごめんなさい…」

咲達は 謝った。

「空、どうするの?」

桜が 私に言った。

許す? まさか、許せる訳無い。

「人の気持ちが分かれば
もぅ、いいょ…」

でも 結局は 許すふりをする。

私は 心の何処かに
嫌な事を ためて

一時的に その場だけ
冷静になる


「空…」

海が ボソッと言った。

「来いよ…」

私は 海に連れられ
学校を 飛び出た…

「海…?」

「なんで…
自分を犠牲にする?」

「だって…
私の人生だから…」

「意味があるのかよ?
もっと楽に生きろよ…
自分に有利な生き方
出来ねーのかよ」

初めてだ…
海が こんなに
感情的に 言うなんて…

「意味なんて…無いよ。
生きてる意味なんて
分からない…

私は 人に 嫌な奴
最悪 最低

そんな風に 思われたく無い。

だから、いい人ぶってるだけ

自分以外の誰かが
傷つくなら
私が傷ついた方がまし…」
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