諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
「理人さん!?」
私は応答するのも忘れて部屋を飛び出した。エレベーターが来るのを待ちきれず、六階から一段飛ばしで階段を駆け下りる。
なにがあったのだろう。
理人さんの安否が気になり、とてつもない不安に襲われた。
「有家さん!」
息を切らしながらエントランスホールに現れた私を、有家さんが驚いた表情で見つめる。
急いで駆け寄ると、やはり理人さんは腕を有家さんに抱えられ、だらんと項垂れていた。わずかに覗く頬が、とても赤い。
「昨日からどこか様子がおかしかったので気にはかけていたのですが、今日に限ってトラブルがあり、専務も一日中慌ただしくされていて。帰りの車でぐったりされていたので、窺ったらかなりの熱が……」
戸惑いながら理人さんの顔を覗き込んでいた私に、有家さんが言う。
私は応答するのも忘れて部屋を飛び出した。エレベーターが来るのを待ちきれず、六階から一段飛ばしで階段を駆け下りる。
なにがあったのだろう。
理人さんの安否が気になり、とてつもない不安に襲われた。
「有家さん!」
息を切らしながらエントランスホールに現れた私を、有家さんが驚いた表情で見つめる。
急いで駆け寄ると、やはり理人さんは腕を有家さんに抱えられ、だらんと項垂れていた。わずかに覗く頬が、とても赤い。
「昨日からどこか様子がおかしかったので気にはかけていたのですが、今日に限ってトラブルがあり、専務も一日中慌ただしくされていて。帰りの車でぐったりされていたので、窺ったらかなりの熱が……」
戸惑いながら理人さんの顔を覗き込んでいた私に、有家さんが言う。