諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
 不審に思いながらも私は、

「ふたり……ですけど」

 と答える。

 突然なんなのだろう。

 すると、私の答えを聞いた男性が、目をパッと輝かせた。

「お友達もいるの? ラッキー。俺ももうひとり連れと一緒だからさ、お友達も呼んでこのままデートしようよ」

 露骨に機嫌を良くした男性が、隣に来て私の肩に手を回そうとした。私は背中に悪寒が走り、とっさに身体を引く。

 これって、もしかしてナンパ?
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