嘘恋のち真実愛
本当の彼女が出来たとか?
……そんなことを思いながらの帰り道、私が住む築15年マンションの向かい側にそびえたつ高級マンションを見上げた。
部長はこのマンション内のどこかの部屋に住んでいる。何階なのか知らないから、本当にここなのかとまた疑ってしまう。
このマンションは分譲で販売されていたから、買ったのだろうけど、大阪から異動してきてすぐに買うものなのだろうか。
普通の人は買わないと思う。……というか、買えない。部長は普通の人ではない?
会社の給与所得以外に、収入を得られるものがあるのかも。副業は禁止されていないけど、別の会社で仕事を出来る時間はないと思う。
時間をあまりかけずに収入を得られる方法は……不動産収入とか株収入とか?
あり得ると思われることを思い浮かべていると「ゆりかさん」と誰かに呼ばれた。
「あ、市原くん」
「今、帰りですか? お疲れ様です」
「うん。市原くんも? あ、こんばんはー」
市原くんの隣には、同じ大学生と思われる女の子が市原くんの手を握っていた。彼女も小さく頭を下げて「こんばんは」と返す。
……そんなことを思いながらの帰り道、私が住む築15年マンションの向かい側にそびえたつ高級マンションを見上げた。
部長はこのマンション内のどこかの部屋に住んでいる。何階なのか知らないから、本当にここなのかとまた疑ってしまう。
このマンションは分譲で販売されていたから、買ったのだろうけど、大阪から異動してきてすぐに買うものなのだろうか。
普通の人は買わないと思う。……というか、買えない。部長は普通の人ではない?
会社の給与所得以外に、収入を得られるものがあるのかも。副業は禁止されていないけど、別の会社で仕事を出来る時間はないと思う。
時間をあまりかけずに収入を得られる方法は……不動産収入とか株収入とか?
あり得ると思われることを思い浮かべていると「ゆりかさん」と誰かに呼ばれた。
「あ、市原くん」
「今、帰りですか? お疲れ様です」
「うん。市原くんも? あ、こんばんはー」
市原くんの隣には、同じ大学生と思われる女の子が市原くんの手を握っていた。彼女も小さく頭を下げて「こんばんは」と返す。