嘘恋のち真実愛
部長は再度ため息をついて、鈴川くんに冷ややかな目を向けた。
「さすが鈴川くん、よく把握出来ているね。芦田さんの良い部分は俺も分かっている。優しい人だから、人の意見を尊重するんだろうね。でも、それでは芦田さんの能力が発揮出来ないよね?」
鈴川くんに向けて言っていたが、最後は私に聞いた。
「申し訳ありません……これからは自分の意見を発言するように気をつけます」
「いや、謝らなくていい。まあ、何かあればいつでも言って。みんなの前で言いにくいのなら、俺だけに話してくれたらいい」
「部長だけに?」
「なにか問題ある?」
鋭い視線を向けられて、慌てて「いいえ!」と肩を竦めた。部長はフッと目の力を緩めて、私と鈴川くんの間に一枚の紙を置く。
「話が脱線してしまったけど、イベントまでのスケジュールを青木リーダーと考えた結果、こちらで勝手に役割分担させてもらった」
鈴川くんと私は紙に顔を寄せた。青木リーダーは退職後のことも考えてくれている。なぜ退職するのか結局知ることが出来なかったけど、責任感の強いリーダーらしい。
「さすが鈴川くん、よく把握出来ているね。芦田さんの良い部分は俺も分かっている。優しい人だから、人の意見を尊重するんだろうね。でも、それでは芦田さんの能力が発揮出来ないよね?」
鈴川くんに向けて言っていたが、最後は私に聞いた。
「申し訳ありません……これからは自分の意見を発言するように気をつけます」
「いや、謝らなくていい。まあ、何かあればいつでも言って。みんなの前で言いにくいのなら、俺だけに話してくれたらいい」
「部長だけに?」
「なにか問題ある?」
鋭い視線を向けられて、慌てて「いいえ!」と肩を竦めた。部長はフッと目の力を緩めて、私と鈴川くんの間に一枚の紙を置く。
「話が脱線してしまったけど、イベントまでのスケジュールを青木リーダーと考えた結果、こちらで勝手に役割分担させてもらった」
鈴川くんと私は紙に顔を寄せた。青木リーダーは退職後のことも考えてくれている。なぜ退職するのか結局知ることが出来なかったけど、責任感の強いリーダーらしい。