嘘恋のち真実愛
「言わせてください」
「うん? なに?」
「芦田さんが好きです。部長よりも好きだという自信があるし、部長よりもあなたを大切にする自信もあります。今からでも遅くない……俺を選んでください。お願いします……」
まさかこの場で、征巳さんがいる前で……告白されるとは思いもしなかった。
私は目を瞬いてから、征巳さんを見た。彼は、小さく息を吐くだけで、なにも言わない。鈴川くんは私に告白したのだから、返事をするのは私だ。
周囲が固唾を飲んで見守る中、私は偽りのない想いを伝えた。なにをどう言っても、鈴川くんを傷付けてしまうだろうだから……。
「鈴川くん、ありがとう。いつから好きでいてくれたのかも知らなくて、気付きもしなかったけど、気持ちを伝えてくれてうれしい。でも、私は征巳さんが好きで、征巳さんだから結婚すると決めたの……ごめんなさい」
私を見つめる鈴川くんから、目をそらすことなく告げる。鈴川くんは切なさそうに、瞳を揺らした。
いつも穏やかな鈴川くんが心を乱す様子を見るのは初めてで、彼を悲しませてしまったことに心が痛む。
「うん? なに?」
「芦田さんが好きです。部長よりも好きだという自信があるし、部長よりもあなたを大切にする自信もあります。今からでも遅くない……俺を選んでください。お願いします……」
まさかこの場で、征巳さんがいる前で……告白されるとは思いもしなかった。
私は目を瞬いてから、征巳さんを見た。彼は、小さく息を吐くだけで、なにも言わない。鈴川くんは私に告白したのだから、返事をするのは私だ。
周囲が固唾を飲んで見守る中、私は偽りのない想いを伝えた。なにをどう言っても、鈴川くんを傷付けてしまうだろうだから……。
「鈴川くん、ありがとう。いつから好きでいてくれたのかも知らなくて、気付きもしなかったけど、気持ちを伝えてくれてうれしい。でも、私は征巳さんが好きで、征巳さんだから結婚すると決めたの……ごめんなさい」
私を見つめる鈴川くんから、目をそらすことなく告げる。鈴川くんは切なさそうに、瞳を揺らした。
いつも穏やかな鈴川くんが心を乱す様子を見るのは初めてで、彼を悲しませてしまったことに心が痛む。