俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~

「…何?あんた。こんだけ黙秘してるなんて、クロって言ってるようなもん……んんっ」



持っていたペンギン様ボールペンの、ペンギン様の小さい人形の頭の部分を。

喋っているなずなの頬にグッと押し付ける。

なずな、変な声が出た。



「………」

「………」



ペンギン様人形の頭を頬に押し付けられたことによって、べしゃりを中断させられたなずなは。

イラッとした視線を、俺に向ける。

怒りの目玉がギョロッと…!



「おみゃえ…にゃんにゃの?」



ペンを頬に押し付けられたままのなずなはカミカミのまま、俺に凄んでくる。

その圧倒的迫力にビクッとさせられるが、更にギロッと睨まれ、思わず怯んでしまう。

ペンギン様ボールペンは、ゆっくりと払い除けられた。

うっ…わかっちゃいたが。



「…伶士、こらあぁぁっ!」



…やっぱり、怒った!



「何なの?何なのおまえさっきから!ちょっと待てだの待てだのちょちょちょっと待てちょっと待てお姉さん!だの待て待て待て待て…だの!ウェイトステイで人の邪魔ばっっかしやがってえぇぇっ!…伶士いぃぃぃっ!おまえぇぇっ!」



今度こそ…本気!


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