俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
俺と薫の…激しいベッドシーン?



何なに?精神世界、そんなのも見えちゃうの…?



(………)



…それ、非っ常に、危険な術じゃございませんか?!

人のプライベート、大暴露の術?!

ああぁぁ…よりによって、何でそんなもの見るんだよ!



それに…その大暴露術の前から、薫が俺の元カノってわかったって…?

二人の距離?何それ…。



ガックリと項垂れる。



いや、距離は気をつけなければなりませんでしたよ。

って、どこを気をつければいいのか、どこの部分が元恋人同士の距離なのかわかりませんが。



ですが…まさか、薫の精神世界とやらで、俺達の濡れ場を目撃されるなんて。

それは、不可抗力だけど…。



もう、終わった。

すげー印象最悪男だ、俺は。



泣けてくる。



(………)



…でも、何よりショックだったのは。



《伶士、だっせぇな?》

《また騙されそうになってやんの》



かなり、グサッときた。




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