闇の中の太陽
「さすがに戻らないとまずい?」

友梨が煙を吐きながら聞いてきた。

「友梨だけ戻りな」

「美蘭はどうすんの?」

グリグリとタバコを壁に押し付ける

「私はあの教室で吸う」

「あーね、最近暑いしいいね。私もお昼休みになったら行くわ」

「テキトーな言い訳よろ」

「ん」

そして蒸し暑くなってきた屋上から出て行った。

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