イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
ふと、部屋のドレッサーの鏡に目を向ければ、腫れぼったいまぶたをしたブサイクがこちらをみているではありませんか。
こんな顔で人になんて会えないし……。
あからさまに大泣きしてましたと言わんばかりの顔、家族にだって見せたくないっていうのに、
なんで宗介さん、こんなタイミングでうちに来たんだよ……。
「事情は軽く話してあるから」
「えっ……」
事情って、私が失恋して泣きすぎて落ち込みまくってるってことを?
わざわざ宗介さんに?
「ママだって純恋には早く元気になって欲しいのよ!」
なんだか意味深な言い方をしたママに腕を引っ張られて、私は半ば強引に、宗介さんがいるリビングへと連れられた。