イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
「純恋ちゃん!よかった。出てきてくれないかと思ったよ」
リビングにつくと、顔をパァッと明るくさせた宗介さんが座っていたソファから立った。
宗介さんの隣には、なんとパパの姿。
え、パパ今日仕事なんじゃ。
「パパなんで……」
「いいから座って純恋」
そう急かされて渋々向かいのソファに座る。
「なんか純恋ちゃん前より痩せたんじゃない?」
「いえ……現実逃避のために絶賛暴飲暴食中ですので」
心配そうに私を見る宗介さんにハッキリとそういうと、
宗介さんは少し気まずそうに「全然そんなふうに見えないけどな〜」と私の目を見ずにソファに座り直した。
「事情は聞いてるよ、大変だったね」
「えっと……」
「いつもムードメーカーの純恋ちゃんが今までにないくらい落ち込んでて家の雰囲気もどんよりしてるって、お父さんが心配してて」
と、宗介さんが隣に座ったパパをみた。
「パパぁ……」
パパったら、宗介さんに話したわけ?私の失恋を?
ありえない、という顔でパパを見れば慌ててパパが口を開いた。
「だって、しょうがないだろう。純恋が元気ないとこっちまで気が変になりそうなんだから。仕事のことは心配しないでくれ。今日は有給を取ったから」
いや、なんでわざわざ仕事休んでまで……。
パパが何を考えているのか全く分からなくて固まっていると、今度はママが口を開いた。