一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
「真由ー。お着換えしちゃってよ」
少しだけゆっくりと眠った土曜日、もちろん町内の掃除などない私は、真っ青な空を見上げた。
お布団も干してしまおう。
朝食も終わり、掃除器を掛けた後、布団を持ってベランダへと出た。
「いい天気だねー」
ベランダの花に水をあげようと、ジョーロを持ってベランダに来た真由に声を掛ける。
「うん」
真由も嬉しそうに水をあげ終わり、ベランダの柵から外を見た。
「あーママ! 内緒にしていたの?」
真由が言っている意味が解らず、私は布団を抱えたまま下を覗き込み唖然とする。
マンションの下に見えたのは、まぎれもなく普段着の専務で、私たちを見上げていた。