一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
下に降りていくと、専務は初めてみるだろうジーンズに、Tシャツ、そしてリネンの柔らな素材のシャツをサラリと羽織っていた。
「真由ちゃん。おはよう」
エレベータから降り、トコトコと嬉しそうに走っていく真由を専務は抱き上げた。
「用意が終わったら連絡して」
柔らかな笑顔で言われ、私はもうどうにでもなれと言葉を発した。
「わかりました。よろしくおねがいします」
私に手をふる二人を見送ると、私は慌てて家へと戻った。
急なことに頭はパニックだったが、とりあえず布団を干すのは明日にして、急いで支度をしようとクローゼットを開けた。
どんな服装にするべきか……。
昔のような派手な服はもうないので、どんな格好でも一緒だろうが、会社のような地味すぎる服装もどうかと思う。