一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています

「本当に夕食はいいの?」
「はい。真由いつ起きるかわからないので」
帰りの車でもすやすや眠る真由に私は視線を向けた。

これだけぐっすりならば、夜は覚悟をせねば。
私は小さく息を吐くと、起きてきた後の元気いっぱいの真由を想像する。
そして同時に、まなくんがいないと泣くのだろう。

日が落ちてきた空を見上げて、私は小さく息を吐くと車にドアノブに手をかけた。
その行動に、真翔さんも運転席から降りると真由の方へと向かうのがわかった。
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