一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています

「咲綾、おはよう。よく眠れた?」
真翔さんは真由の隣に座り、真由に牛乳のお代わりを注いでいた。

「あ、おはようございます……」
とりあえず挨拶を返してハッとする。
私と言えば、ボサボサの寝起きの髪に昨日着ていた部屋着のままだ。

あのまま真翔さんの膝の上で眠り、きっと運んでもらったのだろう。
それだけで私は羞恥と申し訳なさでいっぱいだった。

「真翔さん、昨日は本当にごめんなさい」
そんな私のセリフに真翔さんは意外な言葉を発した。

「謝ることないよ。4年ぶりに咲綾にゆっくり眠ってほしくて、俺がこうなるように仕向けたんだから」
楽しそうに言う真翔さんは、立ち上がるとキッチンへと向かった。

「咲綾、コーヒー入れとく。顔洗っておいで。あと、咲綾みたいな料理はできないけど朝食にしよう」
完璧な真翔さんに、私はもはや何もいえず洗面所へと向かった。
< 150 / 299 >

この作品をシェア

pagetop