一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています

「そんな生活が嫌で、就職と同時に東京へでてきて……」
「それで疎遠に?」
もちろんそれだけではない。完全に疎遠になった理由はもちろん、どこの誰の子かもわからない人の子供を妊娠したためだ。

あの時の父の拒絶は、完全に私の心を折るのには十分だった。
自ら電話番号も変え、どうせ知りたくないだろうと、住所も教えることもなく、真由が生まれたことすら伝えていない。

久し振りに両親の話をして、自分が親になり親不孝なことをしているのではないか。そう思う気持ちと、こんなシングルマザーの私など、いないほうがいいに決まってる。そう思う気持ちが交差する。
< 155 / 299 >

この作品をシェア

pagetop