一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています


そんな風に順調に進むからこそ、真翔さんに気持ちを聞くのが怖くなったのが本音だ。
今日も、二人で楽しそうに歩いて行く後姿を、車の中から見ていた。

周りのママや保育士さんに笑顔を振りまく真翔さんに視線が集中する。
完全にヤキモチだが、そんな真翔さんを見たくなくて視線をスマホに落とすと同時にため息が零れ落ちた。

何をやってるんだか……。

「咲綾、お待たせ。真由楽しそうにいったよ」
「ありがとうございます」
すっかりパパが板についてきた真翔さんは、うっすらと汗が額に浮かんでいて私はそっとハンカチを渡す。

「ありがとう」
さっきとは違う、いつもの柔らかな笑顔にホッとした自分に少し呆れた。
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