一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
「専務もありがとうございました」
「ああ」
副社長の横にいた専務は、小さく頷くと私たちの方へと歩いてくる。
「兄貴も礼華ちゃんも今日はごちそう様。亜里沙お誕生日おめでとう」
副社長に抱かれてる亜里沙ちゃんのほっぺをプニっと押すと優しく微笑む。
「みんなまたあそぼうねー」
亜里沙ちゃんの声に、真由も嬉しそうに手を振った。
本当に真由にとって最高の一日だっただろう。
さあ、帰ろう。
そう思い、私はカバンを手にしようとしたことで、そっと手が伸びた。
「真由ちゃん、おいで」
その声に、真由は嬉しそうに専務の腕へと手を伸ばす。
「俺のバックだけ持ってくれる?」
「え?」
意味が解らず、聞き返した私に専務はソファーの上にある自分の黒のバッグを指さした。