余命2ヶ月の少女は総長と恋に落ちる
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森林の純粋すぎる香りに鼻腔がくすぐられ、目が覚めた。
…薬、昨日飲むの忘れてたな。
水を少しもらって、いくつもの薬を飲んだ。
この薬は、隠し通さなきゃいけない。
わたしは、どうやって死ぬんだろう。
寝てる間にそっと?
段々と苦しくなって?
…楽に死にたい。
ー…コンコン
ドアがノックされ、返事もしていないのにドアが開いた。
「…蒼野」
「はよ、透花」
「勝手に入ってこないでよ」
「いいじゃん付き合ってるんだし」
…は?
そんなの聞いてないし。
「付き合ったつもりはないんだけど」
「俺は透花が気に入ってるから」
…馬鹿らしい。
「わたしはあんたのことなんて嫌い」
「へぇ、随分冷たい目。
光なんて一つもなくて肌は冷気が漂いそうなくらい白い。
…そーだ。俺がその肌、赤く染めてやろうか」
トサッと音がした。
上には蒼野で下はベット。
…押し倒されていると世間ではいうんだろう。