愛は惜しみなく与う⑤
怖くて逃げ出してしまったら、気づいた男が付いてきているらしい

やばくない?それ


「ねぇ、どこ走ってるの?迎えに行くよ」

『え、でも…迷惑じゃ…』

「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ」


バイクの鍵をもって服を着替えてると、朔が不思議そうな顔をしてこっちを見る

口パクで誰?そう聞く朔に

桜さん

そう口パクで返す


基本は女の子からの電話はでない。自分が都合の良い時にかけてた。そんなもんだった。俺はそういうやつだった

でもさ

桜さんからの電話には出てしまった


頼れる人がいなくて、か


俺がいつも甘えてるだけで、俺は桜さんを利用してるだけなのかもしれない。
でも
頼ってくれたから。助けてあげたいって思った


電話で聞いた場所へ急いで行く。夕方でまだ陽はあるけど、暗くなってきている。

5分ほどで言われた公園にたどり着く。運動公園でまぁまぁ広い。見つけれるかな

電話をかけても出なくなってしまった


どうしよう

暇そうにしてた朔も連れてきたらよかった。
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