パンデミック.新形コロナウイルス
手術室の看護師たちは、自分たちの手でメスを入れ、命のやり取りに立ち会ったはずの人間が、その後どうなったのかを知らない。病棟へ送り出したきり、その患者が本当に無事に回復したのか、それとも途中で容態が急変してしまったのか、その結末すら確認しようとしない。
組織の基本であるはずの「報告・連絡・相談」――いわゆるホウレンソウが、医療という最も命を扱う現場で完全に断絶している。手術室という閉ざされた空間と、その外にある病棟との間に見えない壁があり、情報が一切共有されていない。
命を預かる現場でありながら、自分の担当が終わればそれでおしまいという無責任な縦割り構造。そこに横たわる致命的なコミュニケーションの欠落を、わずか5歳の子供ですら直感し、その理不尽さに声を大にして騒ぎ立てていた。
組織の基本であるはずの「報告・連絡・相談」――いわゆるホウレンソウが、医療という最も命を扱う現場で完全に断絶している。手術室という閉ざされた空間と、その外にある病棟との間に見えない壁があり、情報が一切共有されていない。
命を預かる現場でありながら、自分の担当が終わればそれでおしまいという無責任な縦割り構造。そこに横たわる致命的なコミュニケーションの欠落を、わずか5歳の子供ですら直感し、その理不尽さに声を大にして騒ぎ立てていた。