パンデミック.新形コロナウイルス
病室の隅で涙を流す僕を見て、布団の中でじっと聞いていた明りは、不意に声を漏らして一人でくすくす笑っていた。
「……もう。泣きながらそんな熱いこと言っちゃって、秋生くんは本当にしょうがないね」
呆れたような、でもどこか愛おしそうに目を細める明り。そして、傍らに寄り添ってくれていた南ちゃんとニコルも、少し気恥ずかしそうに顔を見合わせながら微笑んでいる。
「結局、秋生は私だけじゃなくて、南ちゃんもニコルのことも、みんな大好きなんだもんね」
明りはそう言って、悪戯っぽくクスッと笑った。
図星だった。
確かに、世間から見れば変かもしれない。でも、僕はどうやっても「親切な人」が好きだ。この過酷な世界で、傷つきながらも懸命に誰かに手を差し伸べようとする人たちが好きでたまらない。
だから、あの過酷な日々の中で一番近くで支えてくれた明りのことが何よりも好きだし、これからもずっと一緒にいたい。それは嘘偽りのない本心だ。
だけど同時に、僕の背中をさすり、理不尽な世界の中で一緒に泣いてくれた南ちゃんやニコルのことも、同じくらい――いや、胸が締め付けられるほどに好きだった。
優しすぎる彼女たちのことが好きすぎてたまらない。
冷え切ったこの世界で、不器用に温もりを分け合う彼女たちすべてを、僕はどうしても守りたかった。
「……もう。泣きながらそんな熱いこと言っちゃって、秋生くんは本当にしょうがないね」
呆れたような、でもどこか愛おしそうに目を細める明り。そして、傍らに寄り添ってくれていた南ちゃんとニコルも、少し気恥ずかしそうに顔を見合わせながら微笑んでいる。
「結局、秋生は私だけじゃなくて、南ちゃんもニコルのことも、みんな大好きなんだもんね」
明りはそう言って、悪戯っぽくクスッと笑った。
図星だった。
確かに、世間から見れば変かもしれない。でも、僕はどうやっても「親切な人」が好きだ。この過酷な世界で、傷つきながらも懸命に誰かに手を差し伸べようとする人たちが好きでたまらない。
だから、あの過酷な日々の中で一番近くで支えてくれた明りのことが何よりも好きだし、これからもずっと一緒にいたい。それは嘘偽りのない本心だ。
だけど同時に、僕の背中をさすり、理不尽な世界の中で一緒に泣いてくれた南ちゃんやニコルのことも、同じくらい――いや、胸が締め付けられるほどに好きだった。
優しすぎる彼女たちのことが好きすぎてたまらない。
冷え切ったこの世界で、不器用に温もりを分け合う彼女たちすべてを、僕はどうしても守りたかった。