パンデミック.新形コロナウイルス
結婚式の熱気そのままに、僕たちは夜の病院の地下へと移動した。
そこには、世間のどんな豪華なホテル顔負けの、地下の隠された高級バイキング会場が広がっていた。ずらりと並んだ色鮮やかな料理の数々を前に、僕たちは肩肘張らず、ただ心の赴くままに皿へと手を伸ばした。
「おい、これ美味いぞ!」「もっと取ってこいよ!」
お互いの服にソースが跳ねようが、手や口元が少し汚れようが、そんなことは誰も気にしない。綺麗に取り繕ったスマートな食事なんかより、こうして生身の熱気をぶつけ合いながら、夢中で食べ散らかすように笑い合う時間のほうが、圧倒的に美味くて生きてる実感がした。
バイキングで腹を満たしたあとは、そのまま会場の一角で二次会のカラオケが始まった。
マイクを奪い合うようにして誰もが思い思いの歌を叫び、音程が外れようが声が裏返ろうが関係なく、全員がめちゃくちゃになって大騒ぎした。
あかりの手をしっかりと握りしめながら、その狂おしくも愛おしい喧騒の真ん中に身を置く。外の世界の冷たい常識や損得勘定なんて、この地下の熱気の中では完全に溶け出して消えていった。
そこには、世間のどんな豪華なホテル顔負けの、地下の隠された高級バイキング会場が広がっていた。ずらりと並んだ色鮮やかな料理の数々を前に、僕たちは肩肘張らず、ただ心の赴くままに皿へと手を伸ばした。
「おい、これ美味いぞ!」「もっと取ってこいよ!」
お互いの服にソースが跳ねようが、手や口元が少し汚れようが、そんなことは誰も気にしない。綺麗に取り繕ったスマートな食事なんかより、こうして生身の熱気をぶつけ合いながら、夢中で食べ散らかすように笑い合う時間のほうが、圧倒的に美味くて生きてる実感がした。
バイキングで腹を満たしたあとは、そのまま会場の一角で二次会のカラオケが始まった。
マイクを奪い合うようにして誰もが思い思いの歌を叫び、音程が外れようが声が裏返ろうが関係なく、全員がめちゃくちゃになって大騒ぎした。
あかりの手をしっかりと握りしめながら、その狂おしくも愛おしい喧騒の真ん中に身を置く。外の世界の冷たい常識や損得勘定なんて、この地下の熱気の中では完全に溶け出して消えていった。