裏はないちもんめ〜禁じられた少女たちの遊び〜
「なんでって、ちょっと懐かしくなって来ただけだよ」


「……っ、だめ! さっさと帰って!」


 あたしが1歩近づくと、玉緒は恐ろしいほどに激しく拒絶した。


 ……たしかに、あたしと玉緒は昔から仲が悪かった。


 一応1個年上だけど、尊敬するところなんか1つもないぶりっ子ビッチ、七瀬玉緒(ななせたまお)


 ちび◯子ちゃんの「たまちゃん」は優しいいい子だけれど、こっちの「たまちゃん」は性悪クソ女だ。


 だけど家が近いからって無理やり仲良くさせられて……喧嘩した数は数えきれない。あたしだって、会わずに済むなら会いたくなかった相手だ。


 でもそこまで強く拒絶することもないんじゃ? あたしはむくれると、こんな奴は放っておいて、と隣に目を向ける。
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