裏はないちもんめ〜禁じられた少女たちの遊び〜
「う〜ん……」


 さすがに玉緒もそれはわからないようで、目をつぶって考え込む。


「私たち以外に裏はないちもんめをしたことがある人がいないか聞き込み調査してみる?」


「そんな簡単に……見つかるかな……」


 心配そうな声をあげる遥。


 たしかに、三國町は狭いとはいえたくさんの人が住んでいる。この学校の卒業生だけでも、一人一人に聞いていくとなるとその労力は計り知れないだろう。


 だけど、玉緒の探す人物にあたしは心当たりがあった。


 それは


「オババ!」
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