裏はないちもんめ〜禁じられた少女たちの遊び〜
 夜が明け、あたしたち4人はオババの家を訪れていた。


 突然の訪問にも関わらず、オババは「まぁまぁ」と昔と変わらない笑顔で迎え入れてくれる。


 だけど。


「あのねオババ……小指を残して《ほしい子》を奪っていくカミサマって知ってる?」


 それをあたしが尋ねると、オババの表情は凍りついた。


「新菜ちゃん、それをどこで……どうして知ってるんじゃ!?」
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