《続》俺様幼馴染の溺愛包囲網 (新婚♡妊娠編)


幸いなことに、結衣子のつわりはそう酷くなく、少しのムカつきと、主には眠気との闘いだった。

しかし、運動会なんて行事は無理をさせられない。俺は休みを取り、救護テントの手伝いを買って出た。
これでも一応小児科医だ。
誰も文句は言わないだろう。
途中、前川のバアさんも手伝いに来たので、結衣子は休ませ、ほとんどの患者を2人で回した。引退しても、さすがの対応能力。
俺の負担はグッと減った。
前川のバアさんも、結衣子が気になって仕方がないらしい。
暑くない?
横になった方がいいんじゃない?と
世話を焼きまくっていた。


そんなこんなで、不安定な時期を乗り切り、12月、安定期に入った。

今日は小学校の終業式だ。
クリスマスミサの後、終礼とテレビでの校長からの言葉をもって終業式終了。
未だに変わっていないらしい。


イブはオンコールが入っていない。
クリスマス当日は当直になったけど。

今日は2人プラス腹の子1人でお祝いだ。

先日、聖と会った時に、プレゼントは購入済みだ。
俺たちのところに天使がやってくるんだ。
だから、天使を象ったペンダントを選んだ。

早めに帰宅すると、午後の早い時間に帰宅した結衣子が、既にクリスマスディナーを用意してくれていた。
枚岡家で毎年必ず焼く丸鷄。
俺の好きなトマトソースのペンネ。
アヒージョにカプレーゼ。
豪華だなぁ!

思わずスマホを取り出して、写真を撮りまくる。

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