《続》俺様幼馴染の溺愛包囲網 (新婚♡妊娠編)
「あ、うん。…あのね…。」

なんか勿体ぶるなぁ。

「その、安定期に入ったの。」

おう。もちろんわかってるぞ。

「あ、その、あ、山口先生と話してて……、あ、お母さんとも話してたんだけどね。
安定期に入ったら戌の日に腹帯をもらいに行くのよ。」

「あー、それ、たまごスクールで読んだな。」

「それそれ!お父さんに車出してもらってもいいんだけどね。亮平が休み取れるなら、一緒にどうかなぁと思って!」

なんだ、そんなことか。

「いや、俺が行く。行きたい。
休み調整するから、ちょっと待って。
一緒に行こう。」

「良かった!
…………………でね、安定期に入ったの。」

うん?話が戻ったぞ?

「山口先生と話してて……。」

「さっきも聞いたぞ?
山口先生って、お子さん2人いるママ先生だろ?」

「うん。そう。
……あのね、その。

……男の人って、奥さんが妊娠中って、1番、その、他の女の人のところに目が向きやすいって。そう言うの…。」

は?なんだって?

待て待て待て待て!

俺の浮気を疑っているのか?

「……結衣子、それ、マジで言ってる?
俺の浮気、疑ってんの?」

「あ、ううん!違うよっ!
そんなの疑ってないない!
……だって、亮平、他の人、ムリでしょう?
…………潔癖症だし。」

………いや、それも違うだろ。

「前にも言ったと思うけど、潔癖だからムリなんじゃなくて、結衣子じゃないと俺はムリなの。他はいらないんだよ!」

「う、うん。うん。わかってる…」

いや、それ、わかってるか?

俺こんなに結衣子のこと考えてるのに……。

思わずため息が出たらしい。

「亮平…ごめん。疑ったりしてないの。本当よ?」

あ、ちょっと涙目になってる。
可愛い……
いやいや、胎教に悪いぞ。不安な感情は。

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