砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
そしてジャミレトさんは、スッと私を指差した。

「チナ!これから3か月の間、どちらが正妻として選んで貰えるのか、勝負よ!」

「ジャミレトさん……」

「分かった、分かった。」

国王もその勝負に乗り気だ。

「ここは平等に、どちらをアムジャドが選ぶかで決めよう。」

「待って下さい。」

私は真っすぐ腕を上げた。

「私はあと2週間で、国に帰らなければなりません。勝負なんてできません。」

「それでもいいじゃない!」

ジャミレトさんは、大きな声を張り上げた。

「愛し合っているんでしょう?本当の愛なら、遠距離恋愛だって、乗り越えられるはずだわ!」

私は、ぐっとこらえた。

正にその通りだ。

離れていても、愛し合うのが本当の愛だ。

「僕もそう思う。」
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