砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
そんな言葉を聞いて、私は笑ってしまった。

「私達、喧嘩しても同じ事考えていたのね。」

「ああ、そうみたいだ。」

そしてアムジャドは、私を見つめてくれた。

「チナだって仕事を持っているんだ。疲れて帰ってくるのは、お互い様だね。だからこそ二人でいる時は、笑顔でいよう。もちろん僕は誓うよ。チナと一緒にいると言う事は、チナの仕事も受け入れるって事だからね。」

「私も誓うわ。私がアムジャドの癒しになるように。」

互いの顔が近づいて、私達はキスを交わした。


それを見ていた女中達が、はぁっとため息をつく。

「お二人の仲睦まじい事。」

「本当に。愛し合っているのですね。」

私とアムジャドは、微笑んで見せた。

「さあ。分かったところで、ジャミレトには今夜は、遠慮してもらおう。」

「ええ?」

「今夜は、僕達が愛し合うんだからね。」

私はアムジャドの腕を掴んだ。
< 280 / 311 >

この作品をシェア

pagetop