《続々》俺様幼馴染の溺愛包囲網(出産♡子育て編)
出産後、夜の生活を再開した時から、絶対欠かさず避妊している。

まだ結衣子に次の生理は来ていない。
だけど、気付かないうちに排卵は起こる。

そう考えると、怖くて。
とりあえず問題を先送りにしたいという考えもあった。
次を考えるのはまだ早いし、と自分に言い聞かせて。
でも、新婚で子供が1人いて、まだ生理も来てないのに、そこまで徹底して避妊するのは、やっぱり不自然だと思ったんだろう。

「…亮平…
……………………怖い?」


そうだよ。



「……ああ、怖いよ。
すごく怖い。
俺……あんな恐怖を感じたことはなかった…。
毎日、大きくなっていくお腹を見て、すごく幸せだったんだ。
俺と結衣子の血を受け継いだ正真正銘、愛の結晶だ。
嬉しくて、幸せで、浮かれてた。
それが、突然、もしかしたら失ってしまうかも…って。
怖くて、怖くて…
出産を軽く考えてた自分を呪った。
腹の子を失うだけじゃない。
もし、万が一のことがあって、結衣子にも危険があったらどうしようって。
俺…俺……結衣子がいない生活なんて考えられない。
俺の人生から結衣子がいなくなるなんて、考えたこともないんだ。
お前は生まれてからずっと俺の側にいたし、これからもずっと側にいなきゃいけないんだ。
それなのに、そんな危険に晒すなんて、俺には出来ない!
……鉄平はもちろん可愛い。
俺の…俺たちの宝物だ。
…………でも、もう鉄平1人でいいかなって思ってる……。」

あ、やべ…感情的になって涙腺が……

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