青は奇跡





「……こっちが何言ってんの?、なんだけど」


「ちづに何してくれてんの?」


「は?なんでアヤノとミホが出てくんのよ。

あたしたちのことなんだから関係ないでしょ」


「大事な友達がカナにいじめられているのを見過ごす訳にはいかないでしょ。

あたしとミホはちづの友達だから関係あるよ」


「あ、ありがとう」


「ちづすごかったよ!」


「……で、カナはどうすんの?」


「な、何が?」


「あんたもさあ、いい加減認めなよ。

燦が好きなのはちづなんだから。

往生際の悪い人が燦は嫌いなんじゃなかったっけ?」


「……ったく何なのよあんたたち」





まだ授業中にも関わらず、長谷川さんは体育館を出て行ってしまった。




近くにいた生徒は何事かとこちらの様子を伺っているけれど、何も聞いてこなかった。




まさか、わたしがいわゆるいざこざに巻き込まれる日が来るなんて。


今になって戸惑いがやって来た。





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