青は奇跡
「確かに、わたしと燦は釣り合わない。
だけど、だけど……」
「ちょっと何言ってるか分からない」
へらりと笑う長谷川さん。
わたしは長谷川さんみたいに余裕になるのは難しい。
「……わたしは、燦からたくさんのことを教えてもらった。
初めての友達だし、初めての好きな人なの。
燦がわたしのことどう思っているかは分からないけど、わ、わたしは、燦のことが、すき……」
顔が熱い。
自分のことをこんなに長く話すことはほとんど初めてのことだったから緊張したのもあったけど、初めて燦のことを他人に話したという事実がわたしを真っ赤にした。
……だけど、言えた。
ちゃんと、自分の言葉で言えた。
「……ははっ」
「……え」
「何、言ってんの?」
「あ、えと……」
急にいたたまれなくなってきた。
それに、わたし今全然試合見ていなかった。
コートにいた子たちは得点を気にしていないのか、楽しそうにプレーしている。